天才軍師 後藤修と歩むスクエア打法

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後藤修と歩むスクエア打法その71 特別編 ページ11,12

time 2018/01/19

後藤修と歩むスクエア打法その71 特別編 ページ11,12

・・・9,10からの続き (全15ページ)

ナブラチロワはレズ・プレーの男役?をすることによって、あの細腕ながら異常なほどの腕の強さを得たか?と・・・一旦は考えてみたものの、それは ”ものの道理”、いや真理には合わない。「薬物ではないか?」と、あのスイングの見事さの原因を考えてみた。女子ならそれでも良いか?いや、良くもないらしい。最近、現代のテニスの女王が今年一年で引退を発表したし、同じくゴルフの女王も今年一年で引退を発表した。それは薬物がらみではないか? あれをやっていると女でも太い口ひげが生えて来たりするとかで、男ならそれも結構となっても女だとやはりまずい・・・で充分稼いでおいて早目に引退、薬物やめ・・・となるのではないか? 薬物というのはひげだけではなく、いずれ脳や内蔵へも異常となって現れるだろうから。

その後、ベッカーとかレンドルのサービスエース時代となったが、私の受け取り方はいまいちだった。彼等の超身長、超豪腕(太腕)というのは我々日本人の参考にならない・・・ということよりも、彼等の技術がいまいちだったからだ。即ち、彼等のサーブはマッケンローの良さとコナーズの良さの影響も入っていて(進化?)見事なものではあった。だが、その見事なサーブを相手に見事に受けられた場合の彼等のプレーはやや粗雑で、“ゴルフの御手本” にはしづらかったのだ。常日頃、私は生徒のスイング造りへ “テニス” という言葉をよく使う。

「サーブを打ったら前へ出る。こちらのサーブが見事なものでも、相手は何とか受けてヘナヘナ玉くらいは返ってくることが多い。そのヘナヘナ球をネット際まで前進して待ち受け、相手のコートへたたき込んで見事なサーブは完成なのだ。『打ったら出る』のネットプレーのテニス。野球だと『打ったら走る』 か 『捕ったら投げる』 かのネクストプレー。これを訓練して行かないとベストスイングとは言えないのだ」と、スイング造りにも、その “ネットプレー” か “ネクストプレー” の技術及び訓練をよく言うのだ。

昔はゴルフスイングの金科玉条だった “頭残し”  打法が最近はデュバルとかソレンスタムあたりに吹っ飛ばされてたりしているが、安物の頭残し打法やネクストプレーを持たない頭残しを安易に教えるからそうなるのだ。 デュバルはスランプになり、ソレンスタムは引退となると復権か?いや、薬物(打法?)にはやられる。違反クラブ(打法?)にもやられる。真理(法定)打法ならやられない。 テニスで私はその “証明” を見たのだ。テニスの場合は、基本的には一発打ったらスグ次の打球の用意が必要な “連続プレーのスポーツ” だから、ゴルフの様に「ボールを打ったら球の行方なんぞ見るな」などと教えるコーチなんかは居ないだろうが、「ではどうするか」(その逆でもない)の見事なお手本を私は目撃したのだ。

勿論ゴルフだって、そのネクストプレーは史上最高のニクラウスが見事にやっていたし、現代最高のタイガーにも見事にやっている(ミケルソン以下は、それの点でみんな不満だ)。そして、その “フォロースルーの技術” は日本のプロには “ない” のだ。ない者が “師匠” だの、コーチだの、理論家をやっている日本のゴルフが世界で通用する筈もないのに、次の全英オープンへは10人以上も出るのだとか。オカシな話だが、その前にまた相撲の話となる。  ページ11

さて、そのネクストプレーのない悪い例として、私は以前「アホの◯◯◯」という言葉も作っている。歴代強豪力士の中に強烈な上手投げを得意とするが、それ一本だけを売り物にしてネクストプレーをしようとしない力士が時々いた。 私「アホの◯◯◯だな、こういうのは、いくら力があっても良くて大関止まりで終る。大力士というのは自分の最得意技で半分(近く)は勝つが、もう半分(以上)はその次のネクストプレーで勝つ。見ていると大力士は明らかに “ネクストプレー” の訓練をして来ている」

そう言ってみんな当たりだった。 “有力力士”  というのは、得意技で半分勝ち、もう半分も(得意技の第二波攻撃?)と言ったって相手もみんなプロだから、もう半分はかわして来る。だから若く勢いがあるうちは  “もう半分”  の半分は勝って三役ぐらいにまで昇進したりはするが、相手にかわされるとあわれな負け方から始まって、その内に半分も勝てなくなって終わって行くのだ。

だが大力士は上手投げを打ったら間髪を入れずに次はコレ、というのを明らかに訓練して来ている。例えば、先場所の朝青龍ー白鵬戦で、朝青龍が勝ったあと「ダメ押しをかけた」という “事件” ?が話題になったが、体に  “遊び” の多いうちは、そういう訓練をし、それがクセになるほどにしておかないと?強豪には残されて(負けて)しまうことも多いから、そうならない為には・・・で、そういう “事件” も起きたりするのだ。

その件にはまだ追加がある紙数がなくなるので、それはゴルフスイングでの “フォロースルーの技術” や訓練の重要性とだけ言っておいて、まずはテニスの話を仕上げたい。 その後、私はウィンブルドンの決勝を、、夜の11時台から雨による中断があった為に  “朝”  まで付き合って見た。この決勝は、目下世界一(フェデラー)とナンバー2(ナダル)の対戦だとかだが、その内容は歴史に残る試合(名勝負)だったと思うので、とても “省略” 出来なかったのだ。

夜の11時台、二人の練習を見たらナダルのサーブがフェデラーより劣る(ゴルフの参考にならない)と見た私は「勝負は見えた」として映りの悪いテレビを切ろう・・・とした。 だがフェデラーのサーブも完璧ではなかったので、「テニスもネクストプレーで勝負ということか」と第一ラウンドだけは見ようと思っているうちに、ナダルのレシーブ打法に目を吸い付けられた。 前の試合(準決勝)で、「これはタイガー以上のスイング世界一ではないか」と吸い付けられたのはフェデラーのレシーブ打法だったが、「もう一人、タイガー以上がいたか」だったのだ。二人とも、そのレシーブ打法は頭(顔)の “一球入魂” (球への接近)とかリード(ルックアップ)を全く使わない(私がゴルフでもベスト盤とする) “完全手打ち” だったのだ。勿論、その “完全手打ち” の前には「やるべきことを全部最新やっておいた上での」という言葉がつくが、テニスも今や軽量クラブ(ラケット)の時代になった故?で、手の振りに頭のぶつけや顔のリードなんぞ付けずに済む時代性になっているのかも知れないが、ナダルのレシーブ打法は「基本的に両手打ち」というのは何だ?と思いながら、フェデラーを見る “ついで” でナダルを見ているうちに「あっ!」と思わせられたのだ。  ページ12  ・・・次号へ続く

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ジャンボ尾崎プロや、中嶋常幸プロをスランプから大復活させた後藤修氏。その後継者である中尾有希が、プロゴルファーを、 シード権獲得を、 賞金王を、 メジャー大会優勝を目指す全てのゴルファーのために「後藤理論」の真髄を語る。 [詳細]

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