天才軍師 後藤修と歩むスクエア打法

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後藤修と歩むスクエア打法 才思 序章

time 2020/01/21

後藤修と歩むスクエア打法 才思 序章

※ 泉下にある師、後藤修の考える大基本のひとつにこれがある。
生き物ゆえに有無を言わさず老化は進む。ゴムまりや、こんにゃくの様な柔らな子供の体が、いつしか融通が効かなくなり、関節の稼働域はギシギシと音を立てて狭くなり、加齢とともに筋肉は消費期限直前の輪ゴムのように伸縮性が失われてゆき、背中を掻くにも苦労する。誰もが経験する体の成長と硬化の変化を、師は男子に訪れる変声期をもじって「変成期」と名付けた。

だからでもないが、敢えて女・子供を進んで教えようとはしなかった。ナゼか?ゴムまりの様な体の女子やジュニアは、その柔らかさゆえに、スイング中に変則を入れるか、又、あえて入れないと・・・即ちマイナス(頭をぶつける、腰を開くetc)とマイナス(肘を引く、手首をこねるetc)をかけることによってプラスになり真っすぐなボールが打てたりすることを看破していたからだ。但し、ごく稀にこの「変成期」が現れない成人男子もいる。特に外国人に多い、日本人なら代表例は青木功、だからこの手の選手はケガや故障が少ない。

小さな子供にクラブを持たせ、変則だらけのスイングでボールを打たせる。その中のコンマ数パーセントの割合?のゴルフ才能に恵まれた子供がプロになったりツァーに勝ったり。これが外国人だと、あらっメジャーに勝っちゃった・・・になり、それを見て「これが最強のスイングだ!」と解説するバカが出る。

やっている当人たちも、才能だけでやってきたものだから「上げて下すだけ」や「こんなカンジ」とか、全く理論を語れない。
或は、柔らかい体を馬車馬的モーレツ特訓で固くしておいて、これまた 一時のみ”一世風靡”したりする。
そんな全盛期にある選手をつかまえて、唯一人「5年でスランプ、10年経ったらいなくなる」だの「アメリカに行く?通用しないよ」などと悪口を用いて言い当てるものだから嫌われた?

「成人男子用のスイングを作れるのはワシにしかできない」と豪語したその礎とは、その ”眼” と ”理論”。故新田恭一先生の理論を酵母とし、師自ら発酵醸造してきた考えは尽きることなく湧き出る泉。

そもそも一時活躍出来た選手にしても、理論が判らずフィーリングだけでやってきたので、頼れる解決策は感覚論。果たして、成人男子の体になって「変成期入り」後、故障やケガに見舞われてスランプ脱出に苦労するか消えていなくなり、師の予言は当たりとなる。

師に、何か一つを質問するとたちどころにその返答が返ってくる。しかも、後藤先生、体もデカいが声もデカい。クラブハウスで理論を語り出すと、隣席は言うに及ばず、クラブハウスの隅々まで聞こえてしまうのだが、その大音響に似た声音から出てくる話が、やれ尾崎はこうだった、やれ中島はああだった、に始まり、J・ニクラウスやT・ワトソン、王、長嶋、白鵬、果ては剣豪、戦国武将にいたるまで、あらゆるジャンルの人物が登場し、その古今の名手たちの衰退(スランプ)の原因を語り出すから面白い。
昼休憩でランチを楽しむオジサンゴルファーも、「誰じゃ、このオッサンは?」と奇特な目でチラチラこちらを見ながらそば耳を立てている。

例えばオイラがその席でトップの形に関する質問をすれば、そこに至るバックスィングの始動から、フィニッシュまでの最終形に及ぶ五体全体の動きを身振り手振りで説明することとなり、結果スイングの全体像を説明すことになる・・・「右手も左手も両足も腰も首も頭も、全て大事なんじゃよ」と、何一つ端折ることはないから、午後のスタート時間に遅れそうになったりする。

例えばこれを師が文章で表せば「一コマの技術」・・・「トップとは止めるのではなく止まったように見える様に(連続写真で一コマ増える)」
更にそこへ行き着くまでの一つとして、「バックスイングを途中で止めてしまうなら野球みたいに始めから構えた方がいいんじゃないか?ゴルフのバックスイングというのは、その反動を利してフォワードスイングする効果を考えてやるものだから、それを止めてしまうならバックスイングをする意味がなくなってしまう」と文体では出来るだけわかり易く説明をしたりするのだが、全ては東京の地下鉄路線図のように複雑に絡み合っているため、口伝では長時間を要す。

その複雑を組み合わせて完成形にするには、言い換えれば世界戦で頂点に立つためには「スイング修練することはもとより、食生活、立ち振る舞い、交友関係、鑑賞音楽、着衣など、日常生活全て」に提案忠告を出し、戦略を巡らせ「24時間実践せよ!」と言う。

ゴルフという ”戦い” の世界で、欧米人に体力で劣る日本人がその上を行き世界戦制覇をやり遂げるには、これら諸々を習慣化することが最大の近道であると言い切っていた。
「何も聖人君子になれということじゃない、ワシが提案するものは、ワシ自らも生徒に付き合う」「才ある者がワシのヒントを少しだけ実践するだけでも、日本ならそこそこの活躍は出来るだろうが、世界戦では通用しないんじゃよ」「スイングに必要なすべてを ”順芽” に作り上げ戦略を練り、野戦参謀としてワシが戦術を指示することで可能になるんじゃよ」

”世界戦の野戦参謀” と言う夢は志半ばで潰えたが、泉下の客となった師 後藤修の遺した手記から、スイングに命を懸けた理論の一端がうかがえるだろう。

「準備の前の前準備」にどれほどの時をかけてそれを目指したのか、膨大な手記たちの実写と共に載せてゆく。

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