天才軍師 後藤修と歩むスクエア打法

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後藤修と歩むスクエア打法その79 始動・「冬超え」

time 2018/03/01

後藤修と歩むスクエア打法その79 始動・「冬超え」

例年12月から3月までオイラは宿舎に行かないが、今年は訳あって2月に立ち寄った(監視小屋 ”増設” の打ち合わせ)。無論、野人は2017年12月に、その年のラウンドを封印してから即刻「冬超え」のトレーニングに入っている。勿論元日など関係なく、2018年の始動は1月1日の朝からである。時節の慶事に浮かれる事など一切ない。有るのは春夏秋冬、朝昼夜、美酒淫楽を野人自らの意志で封印しトレーニングに費やす。市井の “凡人” が40歳で世界戦へ出てゆくには「そんな事当たり前だ」と言うが如く。

恐るべき鋼鉄の意志をもって訓練に励むその傍らには、常に師の眼光がある。驚くべき野人の精神力はもとより、後藤先生の忍耐力にも驚くばかり(野人のトレーニングには、必ず師が “付き合っている”) 何せ野人君、2つか3つを同時にアドバイスすると、全部出来なくなる不器用さ(近頃は少々マシにはなって来ている(笑))。その都度、何度も何度も同じアドバイスと注意を繰り返す。

そうだ、低く長く刃を出せ!

さあ、冬超えトレーニング一年目のスタート。と言っても1ヤードのアプローチから、ウエッジでの1ヤードパター練習(刃で打つ)から始める(コレは30ヤードアプローチの前のウォーミングアップ)。監視小屋が完成(2017年12月)したので、師はほぼ100%近く後方線上から野人のスイングを監視している。そのため1ヤードのアプローチをミリ単位でチェックできる。侮るなかれ師にかかると、1ヤードの “ショット” とはいえインパクトで〇が開いたり、バックスイングが◯に上がったり(無論ミリ単位でっせ)の欠点が如実に現れ “三角打法” が顔を出すとのこと。但し、この見極めは絶対に後藤先生にしか出来まへん。

小さな欠点は、当然のごとく大きなショットで増幅されて間違ったスイングになって現れる。ある選手のパターのストロークを見ただけで、フルスイングの欠点を指摘できる “神眼” を持ち合わせていないとできる芸当ではない。師は「1ヤードのパターでもスイングを治せる」と断言する(オイラはコレを認める)。

刃で打つ1ヤードパッティング兼アプローチ。1ヤードの距離のため “遠心力” がかからない分、低く長く “刃” を出し易い。パッティングストロークで出す刃を、フルショットでも “顔” を出すようにして行くには、コノ部分を“形状記憶”させる。

フルスイングに繋がるパターとアプローチの重要性(その逆も)、確固たる理論で構築している後藤先生ならではの “監視” 付き練習(パターやアプローチと、スイングは別物ではない)。パターやアプローチは “立ちあがり” を使わない分、スイングにおけるチェックポイントを確認しやすい。しかし、1ヤードと言っても “◯肩開き” や “◯肩覗き” は顔を出すので注意が必要。

1ヤードから始めて、5ヤード刻みでアプローチを打ってゆく(勿論、後方線上にある監視小屋には師が常在)・・すかさず師が、野人のそのアプローチを見て「スライスも禁止、ドローもかけるな!」「◯◯◯ー◯をかけろ!」・・・短いアプローチと言えども “透明な◯” は90度回せ!(日本のみならず世界の “ヘボ” コーチ辺りにコレが説明できるんかいな!)

・・・この技術がジャックニクラウス氏の言う、「私は一番アイアンで六番アイアンの高さが出せる」の重要技術であって、決して日本人と欧米人の体力差ではない(但し、ジャック・ニクラウス氏も自身はソレを出来たが、論理的に説明できていない?何故なら、ジャックニクラウス氏にとって ”最愛” の息子達はゴルファーとして “大成” していない)

1ヤードの “インパクト型” を “形状記憶” させながら少しずつ距離を伸ばしてゆく。ゴルフが多少上手な人なら理解できると思うが、“退屈な” 練習(正しく短いアプローチ)を沢山やることでハンデキャップが上がっていった記憶はあるはず。即ち、“ソレ” はインパクトのストレートゾーンを “形状記憶” させてドライバー等の大きなショットに繋げたからで、ドライバーを “打ち倒して” ローハンデになった人は少ないのではおまへんか?

これはプロもアマも一緒で、短いアプローチとパターの重要性(退屈だが易しい練習)を認識しないとゴルフは上手にならないのでは。昔、全英オープンに勝った事のある?イアンベーカーフィンチ選手、何処かの記事でドライバーばかり何百発も打ち込んでるとの事だったが、結局ドライバーイップスになって世界戦から消えてしまいましたがな。

30ヤードのアプローチにはあらゆるスイングの “要素、栄養” が詰まっている。その昔師が、尾崎選手を教えていた時にも “コレ” からスタートしたらしい。

野人のアプローチ・・・「ここに来て短いアプローチの “音” が良くなってきている」。ただ、師が「ヨシ」と言った時のショットと、失敗した時の差が「ヨシ」と極端に違う ! 「その差を取り、殆ど同じものにしろ!」と師のゲキが飛ぶ。又、「二度続けて失敗するな」とは、元中島軍団にいたプロゴルファーに言ったのと同じ修正箇所ではある。

 

アプローチの音も「ズンッ」になってきた?

その昔、“コノ” アプローチを尾崎選手が8ヶ月かかって「やっと解った!」と、師の前で言ったことがあるらしいのは流石に一種の “天才”。野人は市井に溢れる “凡人?” の代表・・・なので時間はもっと沢山かかる。しかし、「天才でない者がやった時の技術内容は、“天才” がやったものより遥かに高いといえるのではないか。」

師は自身の著書【奇跡の300ヤード打法】の中でも言っている・・・「10年20年とスクエア打法をやり続けてゆけば、アマチュアでもニクラウスやタイガーになれる」・・・「ジャンボ尾崎が300ヤード飛ばすとしたらその10ヤード以内にピタリとつけれる」とも。

後藤塾入門当時のドライバー飛距離200ヤード未満、ピッチングの遠投30メートル程度の超 ”弱肩” のもやしっ子を、師が教授・訓練し、野人が不器用ながらも愚直に修練する “真正スクエア打法” の【水面下打法】・・・師と野人の「大河の歩み」に向けた「冬越え作戦」の一年目が始まった。

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