天才軍師 後藤修と歩むスクエア打法

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後藤修と歩むスクエア打法その69 特別編 ページ7,8

time 2018/01/13

後藤修と歩むスクエア打法その69 特別編 ページ7,8

・・・5,6からの続き (全15ページ)

いや、私だと教える。青木打法から ”法定” の適ったものを取り出し、ヘルデン型ドライバーの名手から ”法定” に適ったものを取り出し組み合わせる。ニクラウスがそれをやった。タイガーもやっている。ニクラウスと比してタイガーが劣る(後述)が、史上ナンバー1の(ほぼ全) ”法定打法” はニクラウスで、現代ナンバー1はタイガーだ。いや、これよりも反論と質問を受け易いように ”スキ” らしいものを出しておこう。
ヒューリックがまた変則バックスイングに戻る・・・となると、それは法定から外れて行くので、これから彼は ”終わって” 行く。少なくとも再び世界ランク5位以内などということにはもうならない。

丸山や伊澤も ”終わって” ゆく。そのジュニア打法を(捨てて)成人打法に ”改革” しない限りは。昨年の賞金王谷口も遠からず終わりになる。時代が変わったから「飛ばないけれども、ずっと一流」の青木や杉原にはならない。時代が変わっただけでなく、谷口には ”法定” 感が少ないからだ(青木や杉原にはそれなりに色々あったが)。その問題もあとで取り上げたいが、まずはウエストウッドを斬ろう?

”デビュー打法” という言葉は、もう一つ次の意味を強く込めて作った。新人(無名の)プロや研修生たちに「プロの世界へヒーローとしてデビューしたいなら、特にフォローはまず両手(首)を揃えて打って行け」ということだ。 仮に、その逆、即ちウエストウッドは ”太平洋マスターズ三連勝” という、かなりの ”大デビュー” を果たしてから、その打法へ向かっているのだ。

ところが日本の新人プロやプロ見習いの ”生涯三流(四流?)” を決定づけてしまうのだ。 例えば、或る研修生が、或る日彼としては好スコアの72が出たとする。翌日「今日はアンダーだ!」のツモリでプレーしたら、フックのOBとグリーンオーバーOBが出てスコアは80以上となった。そこで彼は先輩の二流プロか ”一流研修生”?を御手本として左肘引き打法をやってみたら、もうフックOBとグリーンオーバーOBは打たないし、スコア80以上なんてことも関係なしになった。 「それで生涯二流以下が決定し、その上はナシになるのだ」と私が言ったとて、いいとなったら絶対それを捨てない。何せ彼等のラウンドは毎日が ”ニギリ” になっていたり、「80(或いは75)以上は罰金」になっていたりするので、とに角80(或いは75)以上を打たない打法が彼等には ”最優秀打法” なのだ。 第一、世界戦のテレビを見たって、ウエストウッドなんか左肘抜き打法で優勝争いしているじゃないか?それに左肘抜き打法で外を向く左肘を内に向く打法やストレッチをやったら、体が痛くなって危なくまた80を打ちそうになった。「オレの体には合っていないのだ」 「オレの個性を生かすべきなのだ」となる?
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まあそういう者にはその ”生涯” をやってもらうしかないらしいのだ。だが、改めて言うと、この世には ”道理” というものがあり、その奥には ”真理” というものがある。悪い打法でも慣れてしまうと、その方が色々といいなどという ”道理” ?まで発生するらしいが、私はその道理の奥の真理が欲しいタイプだから今、目の前のスコアの為に気に入られようと気に入られまいと、私は「何よりも真理」と行きたい。即ち、道理の先は ”最高の道理 = ”真理” として、その真理スイングのみよしとしたいのだ。

ゴルフというのは芸術、もしくは芸術と同等のものだと私は思っている。だとすると、多くの一流芸術家がそうだったように、自分が今やっている “職業” で「食って行けりゃいいや」とか、「いい生活が出来りゃいいや」ではなく、“ベスト” のものを極め、“枠” を取り出し、他のどんなジャンルと並んでもびくともしないものを作り出すことの方が “いい生活” なんぞより大切・・・としたいし、或いはまた、多くの一流芸術家がそうだったように “死後の世界” というものの存在を信じるから、やり尽くせなかったことをそこでやり続ける予定とするのだ。

例えば、小学一年生になる前に死んだ幼児にも死後の世界は有るにしても、その子の素晴らしい死後の世界はお菓子とオモチャの最高のものに囲まれた世界で、“芸術”とか兵法書とかには思いも寄せられないのではないか?

年数かけて味わってみると、「面白さ」だけで言っても一流の兵法書あたりは、子供のオモチャどころか二流の小説あたりより遥かに “面白い” ものだったりするが・・・。それでは憐れ(本人は幸せ?)というよりも、この世界を司る “神” (人間の属する次元より上の次元の存在)の為にならない(進歩がない)から我々は学校へ行って勉強する(させられる?)のだし、生きる “工夫” やら “努力” とか “試練” とかも、その先には待っているし、「人の一生は、重き荷を背負って長い坂道を登り続けるようなもの」(徳川家康)ともなるのだ。

死後の世界の為に、お菓子やオモチャより次元の高いもの、高いものを求め続けておくべきなのだ、我々は。それらの問題は後日改めて・・・としたいが、今の日本ゴルフ界は“お菓子”と “オモチャ” といくらも違わないもので終わってないか? だから、“日本の” 賞金王が世界戦へ行くと予選さえも通らない。いやその “日本” を取った “ゴルフ界” だけとしても少し怪しいのだ。

で、今も欧州ツァーの一流なのかも知れないウエストウッドへの興味は失い、だがタイガーの生涯は(真理は?)と考えつつ、今回私の所へ届けられたビデオテープを巻き戻そうとしているうちに、思わぬこと(大事件?)にぶつかった。私はそのテープの余白にテニスの試合が入っているのを見つけたのだ。

“ちなみに” で見ているうちに、私は飛び上がった。今世界のゴルフ界の帝王はタイガーで、一人対残り全員でいい勝負(ちょうど五分五分?)となっている。そのタイガーよりも上らしいプロ選手がテニス界に居たのだ。

私は今回初めてその “スイング” を見たのだが、フェデラーという選手だ。元来私はテニスの試合は大好きで、昔はテレビでその“メジャー”をよく見た。
ページ8  ・・・次号へ続く

 

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