2018/12/28
入団当時？
ページ7 「数々の罪」
その他にキミは数知れぬ罪を働いている。
私に向っての無礼。
私が「神の使者」だとしたら、どうする？
私はキミのマネージャーではない。使用人じゃない。導く役なのだ。
将嗣？小崎軍団に”将”なぞいない。「将」の名に対して失礼ではないか。
”かつて一緒に戦った功労者” なんぞ、小崎軍団の中に一人もいない。
みんな間違った理論でキミの心を間違わせ、みんな間違った食物でキミの体を間違わせた。
ウサギに毎日肉を食べさせていると、あの温和なウサギでさえ、ちょっとしたことでハラを立てて人に食いつくと言う。
キミは ”自分の体”（神のもの？）にも無礼を働いたのだ。
その上にキミは、その肉や酒にさえ無礼を働いている。
食べるものとは、ゆっくり噛んで味わいながらいただくものだ。
酒とは静かな一室で、友とじっくりとくみかわすものではないか？
多杉や太城君を交えて、いつかその日が来ればいい。
ページ8 「応援団」
友治の目（近視）をどうする？
（仮性）近視の第一の原因は、美食にあると医学書にあった。
それは氷山の一角だ。キミ（のとりまき）がいずれ必ず友治をツブしていたと判る日来る。
”応援団長” を切れ！新応援団長も。
キミは大事な息子のために、虫（蚊）も殺せない程のバカなのか？
応援団長は、キミに替わって、キミのゼイタク分を支払う。
その分（それ以上に）彼は大金が舞い込む。キミの ”大運” を戴くからだ。
いや、その上に彼はキミの息子や弟達の血も吸う。
”天与の才” をそうやって虫ケラどもにくれてやって天罰がないと思っているのか？
これだけ警告を受けていてもキミはまだ「オレの人生はオレの勝手」と言っているのか？
我々は神の奴隷なのだ。
外でも内（私生活）でも、努力しなければならない宿命にあるのだ。
・・・次回からPart2、そしてPart3へ
Part1からPart2、そしてPart3。内容的には重複する箇所が多く書かれているものの、どれが先に書かれたのかを推測するのも後藤修ファンにとっては興味深い。
メモと清書なのか、或は日々考えついた事項を思いつくままに筆をとったのだろうか？
いずれも「天与の才」に恵まれた者に対する復活の道しるべを記し、スイング改造前に絶対必要な私生活に言及。その食生活や立ち振る舞い、交友関係にまで日夜深謀していた師の苦悶が偲ばれる。
そして、その思いはたった一つ、世界における日本ゴルフ界の歴史を変えたかった！！
“スイングいじり” だけじゃなく、それら全てをを成し得て獲得出来るものこそ、世界一流の財界人や超一流の名士が集う “ゴルフ大帝国” であり、ニクラウスの成績を超える偉業の達成である。
去る日、宿舎のテレビでゴルフ観戦していた師。かつて「”天与の才”を 持っていた」、と師に言わしめた老齢のその人の歩く姿を見て、思わず「うわっ！なんじゃこの体は！両手両腕がなくなっているじゃないか」「もう、こうなってしまったらワシでも治せないなぁ」・・・師は愛していたんだよ “天与の才” 、その人を。
