天才軍師 後藤修と歩むスクエア打法

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後藤修と歩むスクエア打法その149 第二のアドレス

time 2019/06/30

後藤修と歩むスクエア打法その149 第二のアドレス

「脇を締めろ!」と言えば ”腕” を縮めるのに似て、バックスインで「肩をアゴの下へ!」と言えば、アゴを肩に持っていく。師が命名する ”第二のアドレス” 。
”十分で充分なトップ”を作る為には、当然必要になるバックスイングの正しさ。・・・「バックスイングの軌道を精密にチェックできるのはワシだけだろう」。バックスイングも「スイング」だという事を忘れずトップまで “精密” に。

いい加減なバックスイングは、いい加減なスイングの裏返し。「バックスイングは適当で良い」というアドバイスは、「スイングは適当で良い」との表れに他ならない。
オイラ、従前よりスイングは「X=Xの裏返し」と、聞いたり読んだりして知っているつもりだったが・・・「その上があるんじゃよ」。

一体どれほどの「引き出し」が、師の頭脳に仕舞い込まれているのだろう。
恐らく、”スイング” のメカニズム(ゴルフ以外のスポーツも含めて)と、独創的練習方法を全て書き残せば、百科大辞典を超えるほどの膨大な量が、師の頭脳という引き出しに保管してあるものと思われる。

世界一のトップを作ると言っても、ただ肩が90度回り、ただグリップ位置を12時に収め、ただシャフトが平行にあれば良いと言うことではないらしい(基本中の基本であり、体型や柔軟性により若干の変化は許されるが)。オイラが初めて師から聞いた「X=Xの裏返し」の上にある、“値の高い” トップでの「小文字のx」。

首から下で作り上げるスイングのために必要な “高級” 技術。先の「肩はアゴの下へ!」はその端緒。肩とアゴを ”同化” させない、肩でアゴを “どけない” ために、更にその上の訓練にステップアップ。

安易に「肩は回転」と言うレッスンとは ”値が違う” 理論展開をして野人に教授、実践させる。即ち、肩の回転時もアドレスで作った “スクエアラインの外” にはみ出さない。それに合わせて、同時にアゴの高さにも注意を払う(I・ポールター治し、1センチの技術)。 独創的バット振りで作る ”細くて強い首” はこの為の重要種目。
後藤先生の恩師であった故 新田恭一先生は、特に左肩の動きには厳しかったという。

野人に教える練習内容の前進と変化。ひとつずつ段階をクリアするか、又は、出来始めて気が付くそれまでの練習方法の真意。そしてその理論の深さと凄さ。
これらは、一段ステップアップしてから野人にさせるトレーニングの変化を、間近で見聞きして初めて理解できることになる。それまでの練習内容(下地)の重要性。「アッ!これを野人にやらせる為の ”下地” だったのか!」と驚嘆させられる。

何せ野人君、その体の成長も性格も超スロープレーヤー?いや、スロースターター(良い意味で)。”一を聞いて十を知る” の天才型人間とは対極に居る。結果、一つの ”部品” を及第点にさせるために、師はあらゆる「引き出し」を使って野人に教える。まるで野人がワザと遠回りして、師の「引き出し」の数を試しているように思える時もある。

そしてそれは、尾崎、中島と言う “天才型” を教える時には封印していた、数々の “値の高い引き出し” を引っ張り出しては教えてゆくことに繋がる。

師は言う、「野人は、神がワシに与えた最高の ”題材”」 「凡人という”題材” を天才に変身させるために、 “神” がワシを試しているようにも思える」 そして、その過程で整いつつある世界一のアプローチ素振り。のみならずオイラが見る限り、ショット素振りも、日本なら三指に入るのではないかと思えてきた。

しかし、今年から始めた “火を出す” 訓練と野人の悪癖 “左前進”。これ又 “スロープレーヤー”  故に、遅々として進まない。

男女を問わず、プロを目指そうとする者なら、多少は持っているこの部品が野人には欠落している。この為、この部品作りにおいても、師は苦労をさせられてはいる。現在のスイングプレーンを崩すことなく、「9時〜3時」の中に “火” が見えてくれば、“一気呵成” ・・・という事もありうるが ! ?

アプローチでは出来ている「刃出し」を崩すことなく、作ろうとする “火出し”。“火”が出ると “への字” が顔を出し、三縦振りが崩れる。・・・「これは、非常に難しい技術なんじゃよ」・・・さてさて野人君、師からどんな ”高級引き出し” を引っ張り出そうとしているのだろう?

師の格言の一つである「ゴルフとは性格劇」
尾崎、中島両氏を教えていたが、両人ともスランプ脱出の兆候が現れたら「後は自分でやります」、というのが師には見えてきたと言う。だから「ワシは二人に “安物(国内戦用第一弾)” のスクエア打法しか置いてきていない」「しかし、それでも日本なら ”化け物” になる。世界戦では通用しないが」と予言している。

「”安物” であっても、ワシが教えるスクエア打法というのは、それほどの効果があると言うことで、二人が世界戦を目指し、やり遂げる性格の持ち主だったら、その上の ”高級なスクエア打法” を教えただろう」

しかし安物(二流)の名誉を求めた両人では、師の高級な引き出しを知ることは無かった。だが師は「野人ならやり遂げそうだ」と見取った為に教授する “高級な部品” 作り。尾崎、中島、両氏に教えなかった技術論がここにある。そこには師弟共に一切の妥協が存在しない。目指すのは、ジャックニクラウス氏が一時具現出来た、真正 “四縦振り”。

師の書いた著書にこうある
・・・【時間をかけて一つ一つ積み上げて習慣化すれば、無意識のうちにチェックができるようになる。時間をかけていいのだ。あなたを強くしてくれるのは、運でもカネでもなく、時間なのだ。この世で最強なのも時間なのだ。】・・・これがピラミッド作戦。

ところで全米オープン、勝敗はともかく緊急解説者として登場した石川遼選手、その解説していた内容を聞く限り、世界戦メジャーの優勝は無きものになったと思われる。

優勝したG・ウッドランドの球筋の解説をして、ドローとフェードの出球の違いを解説していたが、師なら「石川遼が、その考え方を基として今後スイング作りをするならば、若くして活躍した実績を超えることはないだろう」・・・と助言し、「解説者として時間を費やす暇があるなら練習しろ ! 」と叱咤するだろう。

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