2018/12/28
【例えばゴルフというのはまず幾何学だ。アドレスではクラブフェースを飛球線に対して直角(90度)に構え、バックスイングの始動と共に、その90度は、89、88、87度と1度ずつ減ってゆき、その最後(トップ)では0度、バックスイングの真ん中では45度。・・・
・・・だが “帰り” (フォワードスイング)は1、2、3度と増えては始まらない。0-0-0度と始まって、真ん中でもまだ “殆ど0度” ?“詰まらせて” 下ろすのだ。そこからインパクトへ向けて強烈な詰まり解消! これはもう武道の世界か?しかしインパクトは90度であるべきだから再び幾何学?その “真ん中” では何度というのを “調べる” 気はない。名手、もしくはロングヒッターほど、この0-0-0度の時間は長い・・・という風に個人差があるからだ・・・
そのロングヒッターになる為には「なるべく長く」と教えるし、それで「球は飛ぶけど方向性が悪い」(名手ではない)となると、その0度の時間を「長くしすぎるな」と教えることもあるし、0度の時間を目一杯長くしても、インパクトでちゃんと “間に合う(90度になる)” ように訓練しろと教える。】
昔、飛ばし自慢の塾生が居た時、その塾生に飛距離をまず落とせと言っていた理由がこれ。「まずは飛ばせ」と言うのもデタラメ理論。水泳でも早く泳ぐにはまず水に浮くこと、ゴルフだとボールに当てること。水泳もゴルフも同じ、泳げない者は暴れながら浮く事は出来ないし、当てる(飛ばす)為に暴れた体でスイングするのもダメ、良いスイングをして当たる様にならないと。
だからでもないが、“まだ” 飛ばない野人に継続して徹底的にパターとアプローチを練習させているし、同じく徹底的に飛ばないと言われるクラブを使わせている(クラブに頼らない)。飛距離を出す訓練は別メニューで修練(ヘッドのない道具やピッチングなど色々)、つまり “体を暴れさせない” スイング造りと併せて、クソシャフトによる横振り防止も兼ねて。しかしようやく?今年から「火を出す」段階に入った。
それはナント×ナント❗野人がやる9時〜3時の【アプローチ素振り】が、師曰く「今のところ世界一じゃな❗😨」
そこで改めて「型」の重要性。これに気が付かない者のなんと多い事。相撲なら四股、テッポウあたりか?剣術なら木刀や竹刀振りに居合抜きか?
ゴルフで最重要なのは当然素振りだが、何もクラブを持たなくてはならないということではない。日常動作全てを【正しいフォーム】で、しかも、“棒やクラブ” を持たなくても、後藤先生だけが “それらから” ゴルフスイングを創り上げるが出来ると信じている。
・・・プロ、アマを問わず、ヘッドのない物で素振りさせる方が良いスイングになる。
そもそも、この【正しいフォームの定義】が、後藤理論以外はデタラメであると気付かない為に、今のゴルフ雑誌等の誌上がデタラメ理論の情報マシーンとなってしまってる。
【正しいフォームの定義】とはそれぞれの体型・・・身長の高い低い、手足の長い短い、細身太身、短足長足、左右の利き目・・・etc、などを考慮しつつ、その選手のスイングプレーンを見極めなければならない。だが、それぞれの最高のスイングプレーンは、体型による違いはあっても【定義】によって異なることはない。
勘違いなのか無知なのか、最もタチの悪いのは「現在活躍中」の選手のココが良いと褒めちぎる解説者やコーチ。Dジョンソンの手首 “クイ” にヘッドだけ縦振りフォロー、Rマキロイの “プレーン振り” 、松山の “一旦停止” 、Jローズの “ヘンテコ素振り”、等など数え上げればキリがない。
だから言う、スクエア打法の観点から考えれば、“手首クイ” は手強い相手になる、“プレーン振り” は一時パターが良くなる、“一旦停止” はもう一段上の準備の為なら理解できる、“ヘンテコ素振り” もやり方を変えれば “ジャッキアップ” に有効だし、と。詰まるところこれらは【定義】で見れば修正すべき点で、褒め称える部品ではない。
中日クラウンズを棄権した石川遼。スイングの追求、真理を探究できる者だけが見える【定義】だからこそ言える「石川遼の “変成期” は早く来そうだ、25歳前後から30歳までか」そして「あのスイング(早振り激振打法)では必ず壊れる」と。
カラダに良いはずのゴルフで、どこかを故障するのはそのスイングが悪い証拠(プロと言うのは、どこかしら故障すると言うのはデタラメ理論家の寝言)。類稀なる才能で、平成後半のゴルフ界を席巻した石川遼 “ちゃん”。鮮烈なデビューから築いた戦績(大きな山)は、修正出来ないとそれより更に「デッカイ山」にはならない!
・・・石川遼 “選手” に必要なのは「三年勤め学ばんより、三年師を選ぶべし」