天才軍師 後藤修と歩むスクエア打法

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後藤修と歩むスクエア打法その131 珠玉のエッセイ5/3

time 2019/01/21

後藤修と歩むスクエア打法その131 珠玉のエッセイ5/3

5/2から

速くて(球が飛んで)正確(精密)なコントロール。私は江夏が力余って暴走(OB)を投げたというのを見たこともないし、一度も聞いたこともないのだ。それ以上に史上一の名ゴルファ一、二クラスは若い頃世界一のロングヒッターだったが、しかし二クラスがフィニッシュを右足で歩いた(ぐらつかせた)のを見たことはないし、右かかとを自由にさせたのも見たことがない。最も “行かせても” フィニッシュでのニクラスの右の足裏(靴)は、ほぼ垂直に立つまでで、それを超えたのを見たことはないのだ。

だが、それだけにこだわっていると、成績(スコア)が悪かったり、スイング上のデメリットが現れることもあるので、第一に、その打法はコース(試合)でやり、しかもそれがメリットのみの結果になっている時は良しとする。
それでないと飛ばし屋になれない(尾崎健夫)?人気ナンバーワンになれない(藍ちゃん)?ヨーロッパの第一人者になれない(エルス)?と言うならば。成る程、ヨーロッパツアーの頂点、全英オープンではエルスがそれで勝ったのを見ている。
四人ぐらいのプレーオフの中からエルスが抜け出して勝った試合、猛烈な風やラフで全員がスイングを崩されたあの試合に、エルスもまた途中まで悪いスイングだった。だがプレーオフ開始の第一打を見て、「あっ、エルスだけ良くなっている。休憩時間に治したな。もう問題じゃない。他の者は治してない。エルスの勝ちだ。そうじゃなかったら、私はもうゴルフなんか判らん」とまで生徒たちに言っていたものだった。
「しかし、それは試合中の応急処置として足長外人がやるなら良しだぞ」とも言った。仮にエルスや藍ちゃんがパタースランプになったとして私が治すとすれば、「全てはショットから来ている」と言って、まずその右足かかとをショットの打席で治すだろう。

エルスに似た問題を、過日のオリンピックの柔道やレスリングで見かけた。足長外人が日本人相手に組んだ時、日本人の殆どは直立(ではないが)に近い見事な “アドレス” になっているのに、外人は足が長く腰を二つに折ったような前傾のキツイアドレスにならざるを得ず、「日本人絶対有利」と言わされたものだった(事実、柔道及びレスリングの表彰式で台に上がった三人のうち、真ん中の優勝者=大抵日本人が常に一番の小兵だった。)
ゴルフの場合も本当は日本人有利?! いや、最近はタイガー、ミケルソン、シン、エルスと強豪がみんな超身長派だから、クラブもスイング理論もみんな長身派向けになっていて、それ(実は長身者用の変則なもの)をまた小心、いや小身の日本人が喜んで取り入れるものだから、「勝てっこない」と言うか、「わざわざ不利にしている」現況になっているのだ。

柔道では、長身者は仕方なく腰を二つに折って前のめり姿勢にならざるを得ないが、そこからまた生活の知恵的に特殊変則理論が生まれてくるのは仕方のないことだが、ゴルフでは長身者用に生み出した変則の打法やらクラブへ、小心者たちが懸命に合わせているから長身者絶対有利の現況になっているのだ。
となると、柔道と同様、ゴルフも日本人絶対有利?だとして新田先生譲りの私の理論が世界最強の理論だと言ったら、もう笑いものか?それはまあいい。
エルスは、その変則打法のデメリットがシンと並んで他の二人(タイガーとミケルソン)より早くパターへ現れると見る。藍ちゃんはどうなる?
“落合現象” が出そうだ。昔、落合がパリーグで三冠王を取った後、セリーグへ移った時「三冠王?  勿論獲る。オレがそう言ったんだから間違いない」と言った。私は「勿論獲れない。パリーグよりセリーグの方が、球場が広い。そこで必ず落合の打法にズレが発生する。私がそう言うんだから間違いない」と予言して当たりだった。

藍ちゃんも資格テストではダントツのトップ合格だったが、これはかつて森口祐子とか小林浩美とかもトップ合格している “狭い球場(試合)” でのプレーだった。だが、藍ちゃんの強さの第一か第二の理由が右足かかとにあるとすると、“本線” ではもう少しそれがキツクなってズレが出る。パターへ出る。
しかしそれは二年目以降かもしれない。健夫、直道、水巻、そして丸山と、日本人がアメリカへ渡ると物理及び心理及び生理的な現象だろう、最初のうちは妙に球が飛ぶので「コントロールだけ気をつけていれば良い」ゴルフが続く。そのうちにズレが出始める

プロの場合は、まずそれがパターへ出るのだ。それを私が治す場合は、いちいち打席でのショット部品を治す。そして練習グリーンで全部パター打法へ置き換える。これは私の独段場とも入れる特技、いや特権で、これは先生譲りなのだ。
新田先生というのは全てベストを求め、例えば野球の打者だと変化球などは片手を離して球を追うとミート率は上がるのだが、先生は「いや、両手を握ったままでベストスイングすれば変化球を打てる。打率は五割まで上げられる」と言う(そして笑いもの?)主義の人だった。

5/4へつづく

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