天才軍師 後藤修と歩むスクエア打法

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後藤修と歩むスクエア打法その72 特別編 ページ13,14

time 2018/01/22

後藤修と歩むスクエア打法その72 特別編 ページ13,14

・・・11,12からの続き (全15ページ)

左打ちのナダルは、自分の左へ来た球は左打ちするのは当然だとして、自分の右へ来た球は右打ち用のグリップに持ち替えて両手打ちしたのを見ながら、次の点に気付かされたのだ。即ち、テニスもレシーブの基本は両手打ちで、その打法は私がゴルフ出言う ”X=裏返しX” がベストらしい・・・と。 となるとレシーブも全部片手うちのフェデラーのアラが目立ち始めた。 ”決勝” ともなれば、疲れが溜まって来ているか?準決勝では「タイガーが負けている」と思わせられた、そのレシーブ打法に ”顔” のリードが少し入ってきた。「それじゃイカン」と、次はフェデラーが殊更「頭残し!」と思いながらレシーブ打法しているらしいのも私は気になり始めた。

「顔は ”リード” じゃ決してない。しかし殊更の頭残しは、”頭ぶつけの一球入魂” 打法で、それは超一流の打法じゃない。スイングでの顔は ”インテリの読書” になるのが超一流だ。リードでもないし、殊更の頭ぶつけでもない。顔はただ読書のようにマッスグ向けておくだけで” (やることを全部やったうえでの)手打ち” が超一流のスイングだ。あえて言えば、ゴルフスイングの ”読書” での顔の向け方は、本の右貢に固定する訓練は必ずやっておくべきだが」と言っていたところ、それをフェデラーが準決勝でやって見せ、準決勝でのナダルは「もしかすると、それ以上」だったのだ。 ナダルはもちろん片手うちのレシーブもたくさんやっていたが、その基本は両手打ち(X=裏返しX)で、私が時折使う「ゴルフのアドレスはソールしてソールせず」と似た「両手打ちして両手打ちせず」なっていると見た。

まあ10年ぶり?でみたテニスを深追いしてもいかん。だがゴルフへ戻る前に・・・一つだけ追加しよう。 歴史に残るらしい ”世界(最高)戦” の決勝戦。二人がポイントを取った折にやる ”ガッツポーズ” が非常に控えめで、”きわどい場面” なんぞ「もっとハッキリと(ポイントを取った方が)ガッツポーズしてくれないと、どっちが取ったのか(すぐ)判らないんだが」と言わされる場面がよくあった。 二人とも顔がいい。ナダルは ”学生” の顔。そしてフェデラーなんぞ、体育会系どころか ”文化系” の学生みたいな顔。これが日本(人)だとどうだろう。勝負師(のつもり)の顔か、サムライ(のつもり)の顔か、売出し中の刺客(のつもり)の顔か。いや、それは国内戦での話だから、それへ全部「田舎の」をつけてか?

風俗(国民性)の違いか。 ”志” や ”文化水準” の違いか?志や文化水準(目線の高さ)の問題の方だと私は思う。例えば何人だろうと、目指すもの(志)が高ければ(自分は未熟な一生徒だという思いを持つならば)自ずとみんな学生の顔になるのではないかと私は思うのだが(角力だと、白鵬や琴欧洲の顔がいい。いや、二人は日本人じゃなかった) まあ、ゴルフにやっと戻ることにして、さすがゴルフも世界戦ともなれば決勝戦(プレーオフ)での二人の顔がいい。メディエイトなんていうのはスイングは決して一流じゃないが、「顔の良さだけで、ここまで来た」という感じだ(但し、”生徒”)という顔ではなく、勝負師ズラではないという ”良さ” だが)   ページ13

いや、技術論へ戻ろう。顔(頭)の使い方が悪いから、顔(表情)が悪くなるのだ・・・とやれば即ち技術論のもなるが、それよりも今回私が強く思ったのはプレーオフへ残った(そして勝った)タイガーと、一打差で残れなかったウエストウッドとの ”大きな違い” だ。 ウエストウッドは一球入魂式(頭の沈み込み)でインパクトしている。タイガーも同様で、それが彼の欠点だとは彼本人、及び日本人だと私がらみの(私の教えたことのある)解説者の見方だろう。 だが、私自身の見方(解説?)はかなり違う?ウエストウッドはいざ知らず、タイガーのインパクトは沈み込み打法なんぞでは全くない。”その逆” なのだ。

即ち、タイガーの打法というのは、インパクトへ頭もぶつけて(野球の岡島投手?)パワーの足しに(でも)しようとするのではなく、バックスイングでやや沈み気味になった上半身(例えば)陸上競技の円盤投げのバックスイング)を強烈に ”起こす” ことによって、手やクラブにリリース力をかけようとする打法だが、若さとか ”長身” による ”遊び” が多い為に、その ”起こし” へもう一つの(重たい荷物を「せーのぉ!」と持ち上げる時のような) ”モーション” がかかってしまっているのがタイガーの沈み込みなのであり、ウエストウッドのそれとは全く別種のものなのだ。長身者にして強振派の若いうちは仕方がない?のだ、そうなっても。

その証拠を言おう。我々がゴルフクラブを強振しようとすれば、インパクトでスイング半径は長くなる。アドレスでハンドダウンに構えたクラブ遠心力が強くかかり、インパクトではハンドアップ形になる分だけ ”半径” は長くなり、肩や肘や手首の関節の遊びも引っ張られて長さは増すはずなのだ。となると、アドレスよりもインパクトでの顔(アゴ)の位置は起きて(高くなって)いなければ ”半径” が詰まってしまい、スクエア打法にならなくなってしまう。クラブが折れるか、ヤンキース松井が守備でやったように腕が折れるかになる? それとも肩を持ち上げるか、肘を引くかの方法もある?顔をルックアップするとかして ”どける” のもそのうちか? 「目一杯腰を回す」等々も? それとも初めからハンドアップしてアドレスするか? クラブに遠心力がかからないように、飛距離を極端に殺したプレーヤーになるか?

全部変則打法だ。彼らは現在の ”長打の時代” から取り残されるか、肩、肘、手首、腰の関節を痛めるだろう。 ハンドダウン形がハンドアップ形になることを予定に入れての(アゴの高さの ”起こし” での)”アドレスの再現感” が正解の筈だ。史上最高のニクラウスがそうしていた。現代最高のタイガーもやや複雑形だが ”そうしている” のだ。 もう一つ企業秘密的証明を言おう。今回の全米オープンのビデオを全部見てもらえれば判るのだが、例えば ”アプローチ” の部。 ページ14  ・・・次回へ続く

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