天才軍師 後藤修と歩むスクエア打法

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後藤修と歩むスクエア打法その67 特別編 ページ3,4

time 2018/01/07

後藤修と歩むスクエア打法その67 特別編 ページ3,4

・・・ページ1,2 からの続き (全15ページ)

いい姿(勢)でいい歩き方(走り方)をする。その上半身の部分を前回やり、下半身の部を今回やりたいのだが、ゴルフ(スイング)はそれだけでは決してベストのものにならない。
“X=裏返しX”  その “X” の上半身 “∨” と下半身 “∧” の優秀さの必要性、そしてその真ん中の “=” の重要性、そして今回は、その “X=裏返しX”  とはボディだけでなく、腕(両手)の使い手にも是非必要・・・という問題をメジャー(全米オープン)の画面から最有効的に引き出せることになったのだ。
以前私は「デビュー打法」という言葉を作った。代表例は大新人タイガー・ウッズと、若い頃日本の太平洋マスターズへ来て三連勝しているウエストウッドだとして。

そのタイガーとウエストウッドが、ふっとつけたテレビの決定的場面に映っていた。新人タイガーは、その後歴史に残る偉大な超一流選手に成長した。そしてウエストウッドは? “いまいち” ではないか?
勝つか勝てないかは終わってみないと判らないにしても、予想通りやっぱりこのメジャー第二戦の優勝圏内には当然の様に来ているタイガーと並んで、この場面には「その実力なら当然」で映っているのか、たまたま「今週は好調」で写っているだけか?

以前、太平洋マスターズで三連勝したあとの4戦目のウエストウッドを私は、「彼は、あのデビュー打法を捨てたらしい(それだと彼に大成はない)」と言っている。まあその後、彼はヨーロピアンツァーの強豪にはなったようだ。そして、私はもうこの試合のビデオを三日目まで見ているところだから、そこへ出て来るウエストウッドのスイングはそれほど悪くないのも見ている。
だが私が見た、あの “ プレーオフ残り”  のパットは強烈に悪く、「とてもタイガーとは並べられない」ものだった。「法定感ナシ」だったのだ。いや、改めてあの悪いパター打法の “原因” ?となっている “デビュー打法” へ改めて戻ろう。

但し、その前に私はウエストウッドが今クロスハンドでパターを打っているのも見つけた。デビュー打法を捨て、左肘を引いたスイングをしていると、左腕の方が長くなってくるから “クロスでパター” を打ちたくなるのだ。そして、彼の歩き方も気に入らなかった。“捨てた” 者は当然そうなる?その上「そんな者はメジャーでは勝てない」ともなる。ゴルフは難しいスポーツ、いや最優秀のスポーツなのだ。しかしまあ、“歩” や “走” のフォームが悪い者が、クラブを持った途端ベストのスイングをするなどということはない・・・というのは何とかわかってもらえると思うが、足のリリースとクラブ(ヘッド)の “Cの字” から “Iの字” へのリリースの重要なる関連性(「スイングが変則の者はベストパターにはならない」とか「パターのアドレスや打法の不良な者は、最優秀のスイングは出来ない」というの)は判りづらいかも知れない。判りづらいことを無理に判らせようとすろことを私はあまりしない主義だ。

「日本式ストックオプションは、無差別殺人や北朝鮮の拉致やニセ金造りと全く同じ犯罪だ」と言っても誰も耳を貸さないのなら、もっとわかり易い説明法を見つけろ。いや、そんな専門外に労力を費やすよりも、自分の専門の分野で誰にも納得される大クリーンヒットを出せ・・・が私の主義である。  ページ3

例えば、私は最近ゼロ戦の撃墜王坂井三郎ものを読みながら大変な感銘を受け、「これはゴルフ(の真髄)と全く同じだ」と言った。「全く同じだ」と言うなら、そこから具体的な大ヒット作(新戦術)をゴルフで生み出してみろ。生み出せないなら「全く同じ」などと言うな・・・と己を叱咤する主義である。

生み出しているツモリだ。“ツモリ” でもダメだが、これの証明には時間がかかる。環境の良さ、即ちゴルフ界、そしてゴルフ界を “含んで” いる日本(人)が良くなってくれないと・・・となると、結局それは他力本願になるので “自力” をもっと冴えたものにしないと・・・。

で、話は “デビュー打法” に戻るが、まずこれは “X=裏返しX” 打法のこと。原則的に言うと、ゴルフスイングの両手(手首のあたり)は(正面=飛球線の直角方向から見て)9時〜10時(前半)そして3時〜2時(後半)の場所では、“X字”(前半)そしてその ”裏返し”(後半)になっているべきだ・・・であり、具体的に言うと、その時点では両手首が当たっている(両手は “揃っている”)という形だ。
クラブを逆さに持ち、グリップは野球グリップにするとそれがやれる。タイガーのインターロックのグリップも、それに続いてやり易い。

しかし、ゴルフのクラブにはおもり(クラブヘッド)がついている。そのおもりの重さに負けない為には、現実的にはバックスイング・トップでの両手は少し “割れた” 形になっていい。これが野球の打者だと、バットと言うのはゴルフクラブの三倍近い重さなので “割れて” いないと通用しない・・・とも言えるのだ。
即ち “X=裏返しX” とは言っても “前半” 部には “半X” というところか。これはボディの “X=裏返しX” についても同じことが言え、人間はボールをよく見たままだと上半身を “全X” にひねるというのは殆ど不可能なので、正確に言うならば “半X=裏返しX” というべきところを簡略化して “X=裏返しX” と言っている訳なのだ。

だがスイングの “後半” 部はボディも腕も “全X” をベストとする(フルスイングの場合)。野球だと代表例は、ボディの部だとベーブ・ルースかテッド・ウイリアムズか?
腕の部だと、スポーツ紙上で「殊勲打を打った選手」が後半部でキレイに両手を揃えて(両手首を当てて)いる写真をよくみかけるので “代表例” 的に私は考えたことがないのだ。
だがゴルフだと、この問題は複雑(最優秀)化してくる。ゴルフの場合、その “クラブ” は野球のバットより長く、細く “先重” に出来ている故だろう。それに方向性や距離の正確さが必要だし、それへヘッドの重さやトルクもからんできて  “キレイに両手を揃えて後半部”  のスイングからは、往々にしてフックやグリーンオーバーのた球が出るのだ。

だから、“新人” タイガーや “新人” ウエストウッドの “キレイに(見事に)後半部を揃えて”  登場して来たその打法を「デビュー打法」と名付けたのだ。
いずれ彼等は、その打法から出るフックやグリーンオーバーのショットで痛い思いをする時が来るだろうが、その時彼等はどう対策する?という興味と、「その対策はベストのものにしてくれよ」の期待を込めながら・・・。

ページ4  ・・・次号へ続く。

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